JR九州、熊本地震の被害額が10年前上回る見込み 新幹線設備の損傷激しく
JR九州、熊本地震被害額が10年前上回る見込み

JR九州の古宮洋二社長は19日、7月28日に発生した熊本地震による同社の被害額が、約90億円の特別損失を計上した2016年の熊本地震を上回る見込みだと明らかにした。10年前の熊本地震では九州新幹線は13日後に復旧したが、今回は高架橋やレールの損傷が激しく、3週間が過ぎた現在も全線再開には至っていない。

九州新幹線の被害状況

九州新幹線は、熊本―新水俣間が復旧しておらず、分断された状態が続いている。JR九州によると、九州新幹線全体で構造物の損傷は約900カ所に及ぶ。熊本県八代市の日奈久断層近くの高架橋では、橋桁がずれてレールの継ぎ目が外れた。新八代駅の駅舎では屋根を支える柱5本が損傷し、さらに大きな地震があれば倒壊する恐れもあるという。

古宮社長の見解

古宮社長は19日の定例会見で、前回の熊本地震よりも構造物の損傷が大きいと説明し、「構造物は復旧費用がかかるし、運休期間も長くなる。前回より影響があると思う」との認識を示した。

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全線再開の見通し

損傷した高架橋の強度の調査を急いでおり、「8月中は困難」としてきた九州新幹線の全線再開見通しは、来週中には公表できる見込みだという。

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