JR肥薩線、吉松-隼人間が11カ月ぶりに運行再開 利用客「地域の衰退防げる」
JR肥薩線、吉松-隼人間が11カ月ぶり運行再開

JR九州は2026年7月12日、昨年8月の記録的大雨で被災し不通となっていた鹿児島県内のJR肥薩線、吉松駅(湧水町)と隼人駅(霧島市)間(37.4キロ)の運行を、上下線とも始発から再開した。線路を支える土台が約50メートルにわたって崩れた影響で、2025年8月7日から運休していた。

11カ月ぶりの運行再開、始発列車に乗客30人

運行再開初日の12日、吉松駅を出発した下り始発列車は午前6時25分頃に隼人駅に到着。約30人の乗客がホームに降り、それぞれの目的地へ向かった。栗野駅(湧水町)から隼人駅まで乗車した71歳の利用客は「鉄道の不通は地域の衰退につながると思うので、再開してくれて本当に良かった。全線復旧も期待している」と話した。

肥薩線の全線復旧には課題も

肥薩線は2020年7月の九州豪雨でも被害を受け、八代駅(熊本県八代市)と吉松駅間が現在も運休中。このうち八代駅と人吉駅(熊本県人吉市)間については2023年度頃の復旧を予定しているが、人吉駅と吉松駅間の復旧のめどは立っていない。今回の運行再開は部分的なもので、全線復旧にはさらなる時間と費用が必要と見られる。

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