兵庫県豊岡市竹野町で、生態系被害防止外来種に指定されているアメリカオニアザミが群生しているのが確認された。この植物は硬く鋭いとげを持ち、素手で触るとけがをする恐れもあることから、地元のNPO法人が分布拡大に警戒を強めている。
アメリカオニアザミの特徴と危険性
アメリカオニアザミは夏から秋にかけて開花する欧州原産のキク科植物で、葉や茎に鋭いとげがある。繁殖力が極めて強く、生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるとして、環境省が生態系被害防止外来種に指定している。
群生の発見と駆除の現状
群生が確認されたのは同町宇日の海岸で、地元のNPO法人但馬自然史研究所の本庄四郎代表が6月に開花しているのを見つけた。NPO法人は駆除作業に取り組み、成長の初期段階のものを含め88株を取り除いたが、集落の山あいでは耕作放棄地での群生が新たに確認された。
NPO法人や市によると、アメリカオニアザミは同市や香美町の沿岸地域などで確認されており、養父市内でも見つかっているという。本庄代表は「根から取り除かないと拡大にストップをかけられない。見つけた場合は、自治体の担当部署に連絡してほしい」と注意を呼びかけている。



