東京・井の頭自然文化園は19日、飼育しているアムールヤマネコ2頭が相次いで死亡したと発表した。
9頭中6頭に体調不良、2頭が死亡
同園によると、今月16日以降、飼育している9頭のうち、6頭に体調不良が確認され、治療と原因究明を続けていた。その後、17日と18日に各1頭、計2頭が死亡した。現在も他のアムールヤマネコの治療と原因究明を継続している。
死亡したのはオスの「ユズキ」(12歳)とオスの「ワタル」(3歳)。同園は環境省のツシマヤマネコの保護増殖事業に協力しており、同亜種のアムールヤマネコの飼育を2000年8月から開始し、飼育と繁殖技術の向上に取り組んできた。「ユズキ」は、2014年に当園で初めて人工授精によって生まれた個体だった。
症状と今後の調査
2026年8月16日の朝、「ユズキ」が横臥し、立ち上がれない状態だったため、速やかに動物病院で治療を行った。その後、動物病院で療養していたが、17日の朝に死亡を確認した。
16日以降、他の5頭にも同様の症状が見られたため、補液や薬剤投与などの治療と原因究明を続けていたが、18日に「ワタル」が死亡した。
死亡した2頭には脱水症状が見られないことから、暑熱の影響による可能性は低いとみられ、現在は解剖を行い死因の究明を進めている。血液検査と病理検査については、結果が判明するまで時間を要する見込みとしている。



