小豆島土砂災害の教訓を次世代へ、防災訓練と体験イベントを開催
小豆島土砂災害の教訓を次世代へ、防災訓練と体験イベント

1974年と1976年に小豆島で発生した大規模な土砂災害の教訓を後世に伝えるため、小豆島町と土庄町、香川県などは12日、防災訓練と住民参加型の体験イベントを小豆島町の観光施設「小豆島ふるさと村」で開催した。参加者は大雨や地震の疑似体験を通じて、土砂災害への備えを新たにした。

過去の土砂災害の概要

香川県によると、1974年7月6日には台風接近に伴う集中豪雨により島内各地で土砂災害が発生し、29人が死亡。1976年9月8日から13日にかけても台風の影響で土石流やがけ崩れが相次ぎ、39人の犠牲者が出た。これらの災害は小豆島の防災意識を根付かせる重要な教訓となっている。

防災訓練の詳細

12日の訓練前の式典で、池田知事は「異常気象に対する備えは一刻の猶予もない。小豆島の災害を風化させず、次の世代につなげていく節目にしてほしい」と参加者に呼びかけた。訓練には小豆地区消防本部や陸上自衛隊、小豆島中央病院などから約300人が参加。レベル4の土砂災害危険警報が発令された想定で、人命救助訓練を実施した。

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訓練では、地元の消防団員らがスコップで土を掘り、土砂に埋もれた車の中にいる人に見立てた人形を救出。県防災航空隊はヘリコプターで駆けつけ、屋根の上に取り残された住民役の参加者をロープで救助する手順を確認した。

土庄町消防団豊島分団の陶山真固さんは「災害発生時の動きを学んだ。実際の現場で生かせたら」と話した。

体験イベントの様子

訓練と並行して開かれた体験イベントでは、災害体験ブースが設置された。親子連れらは南海トラフ地震などの揺れを再現した地震体験車に乗り込み、大きな揺れを体感。また、国内最大級とされる1時間180ミリの降雨を体験できる降雨体験装置も設置され、参加者は傘を差して激しい雨に耐えた。

地震と降雨の両方を体験した小学生は「大雨だと前が見えにくかった。災害が起きたらすぐに避難したい」と感想を述べた。

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