千葉豪雨1週間、路上放置車両撤去進む 病院は排水作業続け診療再開目指す
千葉豪雨1週間、路上放置車両撤去進む 病院排水作業

千葉県に甚大な被害をもたらした記録的な豪雨から20日で1週間が経過し、各地で復旧作業が加速している。この豪雨では13人が死亡し、住宅約2700棟が床上・床下浸水するなど大きな被害が出た。

路上放置車両の撤去進む

一時3000台以上に及んだ路上の放置車両は撤去が進展。千葉市によると、市が管理する幹線道路上に放置された約1700台の撤去は19日に完了した。同日夜時点で計321台の放置車両が市内約10か所の一時保管場所に搬入された。傷んでいる車も多く、市は所有者を特定し、引き取るか廃車にするかの確認を進めている。

一時保管場所の一つである千葉市役所の敷地には、所有者らが引き取りに訪れている。20日午前に車を引き取りに来た同県船橋市の会社員(34)は「路肩にあると事故の危険があったので安心した」と話した。千葉市緑区の男性会社役員(67)は泥が内部に入り込んだ車を見て「廃車になるだろう」と肩を落としていた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

市内の生活道路にはまだ放置車両が残っており、市は20日から撤去を始めた。

停電病院の復旧作業

停電からの復旧作業が急ピッチで進むのは、千葉市稲毛区の山王病院(病床数255床)。電気設備が浸水した地下からの排水を進め、約2週間後の診療再開を目指している。

20以上ある全ての診療科が休診しており、消防隊員などが連日、ポンプなどで排水作業を行っている。電気設備のある地下室の水位は当初の2メートル以上から30~40センチまで低下し、20日午前にはバキューム車を投入。地下まで延ばしたホースで泥水を吸い出した。同病院では過去にも大雨で地下が浸水したことがあるが、停電は初めてで、谷嶋隆之院長は「想定を大きく上回る被害だった。一刻も早い病院機能の回復に努める」と話している。

ボランティア活動の広がり

千葉県社会福祉協議会によると、広範囲で浸水した同県大網白里市など県内10市でボランティアの募集が行われている。登録者数は20日午前9時時点で2000人近くに上り、今週末は多くのボランティアが稼働する見通しだ。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ