バス運転士の体調不良把握も「大丈夫」で運行、接触事故で行政処分
バス運転士の体調不良把握も「大丈夫」で運行、接触事故処分

中国運輸局は13日、乗り合いバスを運行する防長交通の周南営業所(山口県下松市)に対し、バス3台を同日から各30日間使用停止とする行政処分を出したと発表した。同営業所の運転士が体調不良にもかかわらず運行を続け、意識を失って接触事故を起こしたことが発端となった。

事故の経緯と原因

同運輸局によると、2025年1月、同営業所のバスが下松市内で信号機などに接触し、乗客6人が軽傷を負った。原因は運転士が運転中に意識を失ったことで、同社は乗務前の点呼で体調不良を把握していたが、本人の「大丈夫」という申告により運転させていたという。監査では乗務日報の不備などの違反も確認された。

中国運輸局は「安全運行の基本が守られていなかった」として、厳重な処分を課した。防長交通は「深く反省し、再発防止に努める」とコメントしている。

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行政処分の内容

処分対象は周南営業所のバス3台で、使用停止期間は30日間。同運輸局は、運行管理体制の徹底を求めている。防長交通は山口県内で路線バスや高速バスを運行する事業者で、今回の事故を受け、全社的な安全点検を実施するとしている。

再発防止策

専門家は「運転士の体調管理は事業者の責務。自己申告に頼るのではなく、客観的な指標や複数人での確認が必要」と指摘する。中国運輸局は今後、同社の改善状況を監視し、必要に応じて追加処分も検討するとしている。

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