大阪府警は、電動アシスト自転車を運転免許やナンバープレートが必要なペダル付き電動バイク「モペット」に改造し、客に運転させたとして、ベトナム国籍の男2人を道路交通法違反(整備不良など)容疑で逮捕していたことが、捜査関係者への取材で分かった。逮捕は6月23日付。
逮捕されたのは、いずれも大阪府高石市に住む27歳と26歳のベトナム人男性。今年1~2月、府内に住むベトナム国籍の客の女性3人と共謀し、3人の電動アシスト自転車をペダル付き電動バイクに改造。ミラーやナンバープレートがない状態で運転させた疑いがある。
約3年間で100台以上を改造
捜査関係者によると、2人は約3年前からSNSの動画で、ハンドルにスロットルを取り付けるなどの改造を施し、自動走行する様子をベトナム語で宣伝。1台2万~4万円で改造を請け負っていた。改造した自転車は時速30キロほど出たといい、客は100人以上で、大半が日本に住むベトナム国籍の人物だった。
発覚のきっかけはサイバーパトロール
府警のサイバーパトロールで発覚。府警は7月中旬、女性3人を27歳の容疑者らと共謀し、無免許で運転したとして、道交法違反容疑(整備不良、無免許運転など)で書類送検した。両容疑者についても、無免許運転させたとする同容疑で追送検した。
SNSには複数の改造宣伝アカウント
SNS上には、ベトナム語で改造を宣伝する27歳の容疑者ら以外のアカウントが複数ある。在ベトナム日本大使館によると、ベトナムでは時速50キロ未満の電動バイクは運転免許が不要という。
捜査幹部は「交通ルールは国で異なるが、日本のルールを守ってほしい。改造自転車は自賠責保険の未加入が大半で、事故被害者への補償がない恐れもある」と話した。



