トランプ大統領、80歳誕生日に異例のUFCイベント
トランプ米大統領は今週、フランスで世界の首脳らとの協議に臨む前に、80歳の誕生日をホワイトハウスで盛大に祝う。14日夜、同氏はホワイトハウス南庭にアルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC)を招き、流血を伴う総合格闘技の試合を観戦する。このイベントは、トランプ氏による米建国250周年祝賀行事の幕開けでもある。
大規模な準備と批判
7試合のケージマッチのために、高さ約30メートルの大型照明設備「ザ・クロー」が設置された。UFCのデイナ・ホワイト社長によれば、この前例のない企画はトランプ氏自身の発案だ。UFCはイベント費用を全額負担し、スポンサー交渉も担当。しかし、公益団体パブリック・インテグリティー・プロジェクトは訴訟を起こし、「腐敗の火山」と批判している。ユーガブの世論調査では、51%が反対、賛成は27%にとどまった。
資金と協力体制
裁判資料によると、UFCは大会開催に6000万ドル(約96億円)以上を投じた。7つの米連邦機関が人員とリソースを提供し、会場の4300席に加え、隣接するエリプスでは抽選で無料チケットが配布され、最大12万人の集客が見込まれる。スポンサーには暗号資産のクリプト・ドット・コムなどが名を連ね、トランプ家のワールド・リバティー・フィナンシャルは上位2選手に計25万ドルの特別賞金を提供する。
異例の会場利用
関連イベントはリンカーン記念堂で記者会見が開かれ、選手用ロッカールームはホワイトハウス敷地内に設置。通常は公式行事に使われるインディアン条約室も利用される。国家の象徴的空間が格闘技イベントに転用される点も異例だ。
天候リスクと決行の決意
屋外イベントには天候リスクが伴い、14日夜のワシントンでは雷雨の確率が70%と予報されている。しかし、ホワイト氏は「何が起きようと14日に大会は開催する。もう天気の話にはうんざりだ」と述べ、決行の意向を固めている。



