滋賀県警組織犯罪対策課は28日、県内の男性の自宅を訪問し不動産物件の購入を迫ったなどとして、特定商取引法違反(訪問販売時の威迫困惑)などの疑いで男3人を逮捕したと発表した。被害者に頭突きをしてけがを負わせたケースや、現金50万円を入金させたケースが含まれる。
頭突きで購入迫る 被害男性は拒否
発表によると、東京都葛飾区の無職の男(27)は6月29日、目黒区の不動産販売業の男(29)とさいたま市中央区の会社員の男(29)は今月27日にそれぞれ逮捕された。
無職の男は2025年8月16日、大津市の団体職員の男性(29)宅を訪問し、戸建て住宅の購入を迫ってどなりつけ、男性に頭突きなどして胸部打撲傷などのけがを負わせた。男性は契約締結に応じなかった。男は否認しているという。
現金50万円を入金させる 手付金200万円と脅す
会社員の男は同年6月22日、東近江市の会社員の男性(34)宅を訪問し、同市内の戸建て住宅まで連れ出した後、購入を断った男性に対し「ボランティアじゃない」などと言った。不動産業の男も男性宅に上がり込み「手付金200万円が必要」などと脅し、同市内のATMで現金50万円を入金させ、契約関係書類に署名させた。男性は後日、契約解除したという。同課は2人の認否を明らかにしていない。
数十件の相談 トクリュウの可能性も視野に捜査
同課によると、25年4月から今年4月にかけて、同様の訪問販売について数十件相談を受けているといい、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の可能性も視野に、組織的な犯罪も含めて捜査している。



