猛暑日の部活、親の心配はわがまま?発言小町で議論
猛暑日の部活、親の心配はわがまま?発言小町で議論

連日の猛暑が続く中、夏休みの子どもたちが学校で部活動に励む姿が見られる。近年の酷暑を受け、我が子の熱中症を心配して「部活を休ませたい」と考える親は少なくない。読売新聞のユーザー投稿サイト「発言小町」にも、運動部の息子を持つ母親から「こんなに暑い時に、部活や試合をして大丈夫なのでしょうか?」という懸念が寄せられた。

「しんどい時に休ませるのはわがままに見える」という夫の意見

トピ主の「みゆき」さんは、暑さの厳しい日に屋外で何時間も部活や試合を行うことに「少しおかしいのでは?」と感じている。「急に自分の子どもが倒れたらとか考えないものなのでしょうか? それとも自分が考え過ぎなのでしょうか?」と疑問を抱く。

夫に相談すると、「そんなことを言うのなら、運動部を辞めて吹奏楽部にしたらいい。しんどい時に休ませるのは俺の時代と違うし、甘い、わがままに見える」と言われた。息子自身は今の部活を気に入っており、トピ主さんは「(子どもの)熱中症が怖いのは、私だけでしょうか」と問いかけた。

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賛否両論のコメント

このトピに対し、「賛同します」と応じたのは「かえる」さん。「部活の野球とか、別にやらなくても死ぬわけじゃないんだし、危険な状況でやることでもないですよね。もし(自分に)子どもがいたら、こんな異常な暑さが続いている時は、外でやるスポーツは休ませると思います」と語る。

「災害級の暑さ」さんも、「体温以上に気温の上がる炎天下で、部活などはすべきではないと思っています。どんなに気をつけていても、熱中症は怖いです」と同調する。

一方、「痛風友の会」さんは「勝手に『危険だ』と騒ぐのもどうかしている」と反論。「部活動でも一人じゃないでしょ、監督もいれば仲間もいる。あなたは干渉しない方がいいです。チームの輪が崩れてしまいますから」と手厳しい。

「エフ」さんは、「この猛暑の中でも多くの人が現場で働いています。ほとんどは水分補給・塩分補給・睡眠など適切な管理をしながら、自分の体調と相談して活動しています。今、息子さんに必要なのは『リスクを検知し、予防すべきか、事後対応すべきかを判断し、行動する力を身につける学び』です。そして、部活はこの『自己管理の学び』を獲得できる絶好の機会です」と主張する。

学校に相談した事例

実際に学校に相談した人からの投稿もある。「カメレオン」さんは、「無理強いはさせられないというルールがあるみたいですが、猛暑日(最高気温35度以上)でも、部活やっていますよね。私も子どもが心配で、顧問に連絡をしたら、『様子を見ながら練習させます』と言われ、次の日から早朝7時に練習に行っていました」と改善例を報告。

「猫丹」さんは、「一番下の子が高校生の頃、夏休みに学園の小学生と一緒に日中に長時間、外遊びをするという活動がありました。当時でも気温が35度を超える日が増えてきており、先生に『この時期に長時間、外で活動する必要があるのか』と言いましたが、『逃げてはダメ』『外遊びが子どもの発達、成長に有益であることは疑いがない』ってお答えでした。『(私は)良いことは何もない』と考えたので、うちは欠席しました」とつづる。

学校での熱中症対策

文部科学省は「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」を公開。この手引きでは、気温・湿度・放射熱をもとに熱中症の危険度を数値化した指標「WBGT(暑さ指数)」が28~31であれば「厳重警戒」で激しい運動は中止、31以上だと「運動は原則中止」としている。

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この手引きに従い、対策を強化する自治体も。神奈川県横須賀市では昨夏から市立中学校の校庭と体育館に自動でWBGTを計測するセンサーを設置し、教員がスマートフォンやパソコンで数値を確認できるようにした。WBGTが31以上の場合は赤色の警告が表示され、体育の授業や部活を取りやめる。基準を超えた7月21日には、サッカー部やテニス部の活動を屋内でのミーティングに切り替えた。

東京都大田区や宮崎市などでも同様のシステムの実証実験が行われている。

「R-e」さんは「室内での熱中症だって危険ですからね」と指摘。「この子にはどの程度がちょうどいいのか、分からないよね。部活の顧問だって、事故は避けたいから無理はさせないでしょうが、大勢の生徒の中の一人でしかないし。我が子の安全と経験、バランスを見極めるのはやっぱり保護者の判断。『わがまま』とか『時代』とかではなく、子ども本人を見ましょうよ」と訴える。