8月17日付で着任した大津地検の久家健志(くが・たけし)検事正(57)が同日、同地検で着任会見に臨み、「県民が安心して暮らせる社会を実現するため、一つ一つの事件に丁寧に向き合い、知力を尽くして、その役割を果たしたい」と抱負を述べた。
検事を志した理由
検事を志した理由は「人や人間そのものに深くかかわることが多い。プライスレスな仕事に魅力ややりがいを感じたから」。印象に残っている事件として、若手時代のある殺人未遂事件をあげ、「黙秘していた被疑者と取り調べの中で信頼関係ができ、真相を語るようになった。初めての経験だった」と振り返った。
座右の銘と滋賀での勤務
「座右の銘という格好いいものはない」と話すが、「心は熱く、頭は冷静に」を常に意識している。滋賀での勤務は初めてで、「自然が豊かで、長く深い歴史がある」と喜ぶ。
趣味は散歩。赴任を機に以前楽しんでいたサイクリングを再開し、琵琶湖を自転車で1周する「ビワイチ」に挑戦することも考えているという。
神奈川県出身。平成4年3月に東大法学部を卒業し、10年4月、検事に任官。在中国大使館一等書記官、東京地検総務部長、横浜地検次席検事などを歴任した。



