容体急変の5分前、滞在1分
千葉県柏市の柏たなか病院で、入院患者の点滴用チューブに大便を混入させて殺害したとされる事件で、殺人容疑で逮捕された古川美由紀容疑者(51)が、患者の容体が急変する約5分前に病室を訪れていたことが、捜査関係者への取材で明らかになった。この際の滞在時間は約1分間だったとみられる。
事件の経緯と容疑否認
古川容疑者は、2026年1月30日午前3時55分ごろ、看護師として勤務していた柏市小青田1丁目の柏たなか病院で、入院していた茨城県取手市の男性(75)に投与されていた点滴の延長チューブに大便を混入し、翌31日午後10時半ごろに死亡させた疑いが持たれている。古川容疑者は千葉県警の調べに対し、「延長チューブに大便を混入したことを否認します」と述べている。
防犯カメラが捉えた行動
病院が16日に開いた記者会見によると、古川容疑者は事件当時、准看護師と2人で男性がいる病棟を担当していた。その間、男性の病室を複数回訪問する様子が防犯カメラに映っていたという。
1分間の犯行手口
捜査関係者によると、午前3時55分ごろからの滞在時間は約1分間。その約5分後に准看護師が巡回したところ、男性から「苦しい」という訴えがあり、茶色く変色した点滴が発見された。県警は、古川容疑者が短時間で、点滴チューブの薬剤などを注入する「側管」と呼ばれる差し込み口から注射器を使って大便を混入させたとみている。
今後の捜査
古川容疑者は現在も容疑を否認しており、今後の捜査の進展が注目される。病院側は遺族に対して謝罪し、再発防止策を検討している。



