最大震度7の揺れに見舞われた熊本県に派遣され、救助活動などに当たった宮崎県都城市消防局の緊急消防援助隊員が帰隊し、市役所で18日、池田宜永市長に活動を報告した。
過酷な救助現場
隊員たちは7月28日の地震発生直後から順次、熊本に入った。日本製紙八代工場(熊本県八代市)では、折れた煙突が事務所などを押しつぶし、閉じ込められた人が行方不明となっている状況で救助を引き継いだ。
気温と湿度が高い環境下で、つぶれたコンクリートの粉じんを吸い込まないための防じんマスクを着用。建物が倒壊し、煙突か壊れた天井なのか分からないコンクリート片が天井から連なっている現場で夜通し活動した。地震も発生する状況のなか安全に留意しながら作業を進め、1人を見つけ、他県の隊に引き継いだという。
隊員の声と市長のねぎらい
竹田聖祥司令補は「(隊員の)命と要救助者の命とを天秤にかけながら活動しなければいけない非常に過酷な現場だった」と振り返った。隊員たちは爆発があったイオンモール熊本(熊本県嘉島町)での捜索や、病院間の転院搬送などの活動も行った。
今塩屋亘消防司令は「被災地の苦労を感じた。家具が倒れないようにすることや蓄電など日頃からの備えの必要性を実感した」と述べた。池田市長は「いち早く、思いを持って現場で活動していただいた。無事に戻ってきていただいて良かった」とねぎらった。
支援活動の規模
宮崎県によると、13日午前10時時点で、延べ640人の緊急消防援助隊員が現地で支援活動に当たった。



