東京都杉並区の賃貸アパートで、部屋の明け渡しの強制執行手続きに訪れた男性2人が刃物で刺され、1人が死亡した事件で、東京地検は24日、無職の山本宏容疑者(41)=同区和泉2丁目=を殺人や強制執行妨害などの罪で起訴した。
鑑定留置を経て起訴
地検は1月28日から鑑定留置を実施し、刑事責任能力があると判断したとみられる。
起訴状によると、山本容疑者は1月15日、自宅アパート一室の明け渡しの強制執行を受ける際、建物の合鍵を渡すために立ち会っていた家賃保証会社員の小栗寿晃さん(当時61)=神奈川県海老名市=の背中を包丁で刺して殺害。東京地裁の執行官の60代男性に対しても、殺害しようと胸付近を包丁で刺して約11日間のけがを負わせ、強制執行を妨害したとされる。
滞納していた家賃
高井戸署や捜査関係者によると、この日は家賃を滞納していた山本容疑者の自宅アパートの立ち退きの強制執行が行われることになっていた。家賃は月5万5000円で、約100万円を滞納していたという。



