成年後見の相手の金着服か、弁護士を懲戒手続きに 東京弁護士会
成年後見の相手の金着服か 弁護士を懲戒手続きに

東京弁護士会は22日、成年後見の業務で財産管理をサポートする相手の金を着服したうえ、裁判所に提出した通帳のコピーを改ざんしたなどとして、水野智之弁護士(49)を懲戒処分にするための手続きに入ったと発表した。水野弁護士は連絡がつかない状態だという。

2024年に後見人に選ばれ、2025年に着服

弁護士会によると、2024年に東京家裁から後見人に選ばれた水野弁護士は2025年、財産管理を担当していた女性の戸建て住宅の売買代金4000万円余りを自らの預かり金口座に振り込ませ、女性や親族に返さなかった。また、女性の預金口座から1000万円余りを引き出したうえ、引き出しが発覚しないように家裁に出した通帳のコピーを改ざんしていたという。

苦情65件、刑事告発も検討

弁護士会には2025年4月以降、水野弁護士による預かり金の不正使用などに関する苦情が65件寄せられているという。弁護士会は「被害の拡大を防止する必要性がある」などとして、懲戒処分を決める前に事案の概要などを公表した。業務上横領容疑などでの刑事告発も検討している。

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