1970年代を中心に各国でテロ事件を起こした日本の過激派グループ「日本赤軍」の元メンバー、岡本公三容疑者(78)がレバノンで死亡したことが分かった。岡本容疑者は54年前にイスラエルの空港で銃を乱射し、約100人を死傷させた実行役の1人。警視庁は殺人容疑で国際手配しており、死亡の事実関係を確認し、今後は容疑者死亡で書類送検することも検討するとみられる。
日本赤軍の成り立ち
日本赤軍は、60年代の学生運動から派生したグループだ。学生運動はベトナム戦争や日米安保条約改定に反対するデモを展開。一部の学生組織は過激化し、暴力による共産主義革命を目指す過激派が生まれた。その一つが「赤軍派」で、70年には日航機「よど号」を乗っ取る事件を起こした。赤軍派の重信房子・元最高幹部(80)らは71年にレバノンに渡航し、赤軍派アラブ支部を結成。パレスチナ解放運動に加わり、日本赤軍が形成されたとされる。
国際手配の現状
岡本容疑者を含む7人のメンバーが国際手配中だったが、今回の死亡により残る6人が逃亡中。警察当局は関連情報の収集や追跡を続けている。なお、この記事は有料記事の一部で、残り1767文字は有料会員限定となる。



