福岡県議会の海外視察、宿泊費の基準超過が常態化 総額2.6億円
福岡県議会の海外視察、宿泊費の基準超過が常態化

福岡県議会は6日、現職の任期が始まった2023年以降の海外視察23件について、経費とその内訳を初めて公開した。総額は約2億6496万円で、1人あたりの平均は約135万円。フランスで1泊16万9千円のホテルに泊まるなど、宿泊費の基準額超過が常態化していることがわかった。

23件の視察で総額2.6億円

2023年8月から2026年4月までの海外視察24件のうち、県執行部が予算を支出した「世界卓球選手権大会誘致カタール訪問」1件を除く23件が公開された。経費には同行した県職員の旅費も含まれる。

総額が最も高かったのは、スイス・フランス(2024年2月)で約3003万円。議長ほか議員5人らが参加し、世界保健機関(WHO)とワンヘルスについての意見交換などを行った。ワンヘルスは、人と動物の健康と環境の健全性を一体のものとして考える理念で、蔵内勇夫議長が推進に力を注いでいる。

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宿泊費の基準超過が常態化

議長・副議長の宿泊16件で、県が定める基準額を超えていた。1泊あたりの宿泊額が最高のフランス(2024年2月)は16万9千円で基準額の6倍超。ケープタウン(2024年4月)は1泊11万7千円で、基準額の7倍超のホテルに泊まっていた。ほかの議員についても19件で基準額を超えていた。

また、旅行会社との契約の増額変更も常態化していた。通訳代や現地での車代などの「委託費」は計約8943万円。当初の契約額である計約2359万円から約3.7倍に膨らんでいた。

県議会の海外視察は、報道機関による指摘を受けて調査が進められており、今回の公開はその一環とみられる。

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