大和ハウス工業は24日、子会社の大和ランテックが地盤調査でデータを偽装していたと発表した。2012年10月~25年3月の12年余りに、少なくとも4人の担当者が816件の不正に及んでいた。地盤上には住宅や企業の事務所などが建っているという。
不正の発覚と内容
地盤調査は、建設会社が物件を設計する際の前提となる重要なもの。昨年、ランテックが調査した物件の施工現場で道路が沈下し、別の会社が再度調査すると違う結果が出たことから、不正が発覚した。
不正は東北地方などを担当する北日本営業所で確認された。調査していないデータを加えたり、データを書き換えたりしていた。多くは結果を良く見せるためのもので、4人のうち1人は「業務量が多く、追加調査の手間を避けたかった」などと説明しているという。
影響と今後の対応
816件のうち19件は地盤の再調査が必要だという。大和ハウスグループ以外から委託された調査も110件あり、この約半数はまだ安全が確認できていない。
大和ハウス工業は、弁護士らによる外部調査委員会を設置し、組織的な関与の有無などについて調べる。今年12月に結果を公表する予定だという。



