中国軍が、戦略核ミサイルを運用する「ロケット軍」の調達業務に関する不正行為の告発を募集している。24日付の通知で、食料や医薬品など消耗品の購入契約を主な対象としており、末端レベルの不正まで徹底的に取り締まる構えとみられる。
習政権下での軍の大規模汚職摘発
習近平政権は2023年夏頃から、軍の大規模汚職摘発を進めている。26年1月には制服組トップの張又侠・中央軍事委員会副主席を「重大な規律・法律違反」容疑で調査対象とした。
ロケット軍の歴代幹部が相次ぎ失脚
中国軍のうち、ロケット軍は当初から摘発対象となっていた組織で、歴代の司令官や副司令官などの幹部が相次いで失脚した。このうちロケット軍司令官経験者の魏鳳和元国防相は24年6月、「巨額の贈収賄」の疑いで共産党籍剥奪処分となり、26年5月に収賄罪で執行猶予付き死刑の判決を受けた。
空軍でも同様の通知、軍全体で調査継続
同様の不正行為に関する情報提供を求める通知は昨年12月、空軍についても出されており、軍の広範囲にわたって、徹底した腐敗調査が続いていることを示している。



