足場が組まれたまま東京都下町のタワーマンション大規模修繕、談合疑惑で工事中断 管理組合元理事長「信じられない」
足場が組まれたまま東京都下町のタワーマンション大規模修繕、談合疑惑で工事中断

東京都下町のタワーマンションで初の大規模修繕工事が、工事業者と設計コンサルタントの談合疑惑で中断している。足場が組まれたまま、工事は止まったままだ。管理組合の元理事長(70代)は「もうどこの業者も信用できない」と嘆く。

業者選びから談合発覚まで

管理組合は2023年9月、築14年のマンションの修繕工事業者選びを開始。住民が「素人」のため、設計コンサルに依頼することを決め、業界紙で公募したところ10社程度が応募。実績や見積もりを基に3社に絞り、プレゼンを経て最も実績のある会社に決定。工事費の見積もりは約6億5千万円だった。

翌25年2月には工事業者を公募し、15社から5社に絞り込んだ。見積もり依頼の数日後、新聞に「マンション修繕、談合か」の見出しが踊る。公正取引委員会が工事業者約20社を立ち入り検査し、その中には選考中の5社のうち2社が含まれていた。

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工事中断、業者辞退

元理事長は「頭が真っ白になった」と振り返る。その後、4社から「人手を確保できなくなった」として辞退の連絡が入り、業者選びを中止。工事は足場が組まれたまま中断した。

報道が収まった5カ月後、見積もりは2億円下がったという。しかし工事再開のめどは立っていない。

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