デジタル全盛の時代になっても、旅をすることには独特の魅力がある。脳科学者の茂木健一郎氏は、物理的に移動してその土地に行くことで得られる情報は、ネットで映像や音声、文字を通して得られるものをはるかに超えていると指摘する。
五感で脳を刺激する旅の効果
五感を通して、それぞれの場所に没入することで、脳の深い部分、感情や体に関わる回路を刺激することができるという。
デジタルでは再現できない味わい
とりわけ、旅をしていて現地で口にする食べものや飲みものについては、どれほどテクノロジーが発達しても、味わいや香りといった感覚情報を遠隔地で再現することは難しい。腸において分解、吸収され、体の一部になるプロセスは、そもそもデジタルで再現することが原理的に不可能だと茂木氏は述べている。



