「肌は露出した脳」という衝撃的な言葉をご存じだろうか。これは、皮膚が脳と密接につながっており、触れ合いが脳の発達に大きな影響を与えることを示している。やさしくふれることが、子どもの脳の発達によい影響を及ぼすことがわかっている(写真:わたなべりょう/PIXTA)。
オキシトシンの力
タッチケアによって分泌されるオキシトシンは、「愛情ホルモン」とも呼ばれ、親子の絆を強め、ストレスを軽減する効果が期待できる。性ホルモンの影響により、女の子はもともとオキシトシンが出やすく、男の子は出にくい傾向があるとされている。親御さんによっては「男の子はあまり甘えさせすぎないほうがいいのかな…」と思う方もいらっしゃるかもしれないが、かえって男の子には、意識的にふれあいを増やしてあげることが大切である。
オキシトシンの分泌を促す行動
タッチケアで分泌され、様々な嬉しい効果が期待できるオキシトシンだが、ふれるだけでなく、次のようなことでも分泌が高まると言われている。
- 目を見つめる、やさしく話しかける
- 子どもの反応に応える
- 家族や友人と食事をともにする
- 香り・ゆったりとした音楽・甘味・肌ざわりのよいものなど、五感を通して心地よい刺激を楽しむ
- ボランティアなど人のためを想って行動する
- マインドフルネス(瞑想をする)
- セルフケアをする
- ペットとふれあう
オキシトシンは、日常の子育ての中でも、目を見つめたりやさしく話しかけたり、一緒に食事をしたり、少しの意識でも、親子で分泌を高めるようにできる。でも、何よりしっかりと分泌を促せるのが、「相手に心を寄せたやさしいタッチ」ということは、ぜひ頭の片隅に置いておいてほしい。
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