美容目的のオンライン診療増加、専門家が「粗悪事業者」に警鐘
美容目的のオンライン診療増加、専門家が警鐘

新型コロナウイルス禍以降、非接触で診断できるとして市民権を得た「オンライン診療」が、4月施行の改正医療法で正式に規定され、厳格な実施基準が定められた。手軽さから美容目的での受診も多くなっているが、十分な診療をせず、チャット上でのやりとりだけで薬を処方するなど〝粗悪〟な事業者も横行しているという。専門家は「クリニックを見極める必要がある」と注意を呼びかけている。

オンライン診療の実際

美容皮膚科の専門医、近江依紗(いさ)医師が画面越しに呼びかける。「肌の皮むけが見られても、薬による通常の反応なので大丈夫です。しばらく経過を見てみましょう」

オンライン診療を受けたのは20代の男性患者。ニキビ跡といった肌の悩みがあり、肌質改善のため何度かオンライン診療を活用したことがあるという。近江医師は、身分証を提示してから画面越しに患者の肌の状態を確認。ニキビによる肌の色素沈着を改善するのに適した塗り薬を提案し、成分や保管方法を説明した。患者が気になる他の肌の悩みなども聞き取り、診療は約10分で終了した。

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自己判断の内服薬に警鐘

手軽なオンライン診療が増える中、自己判断で内服薬を選ぶ「成分買い」にも注意が必要だ。専門家は、十分な診察をせずに薬を処方する事業者を見極めるよう呼びかけている。

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