注意欠如多動症(ADHD)の治療薬「コンサータ」が国内で供給不足に陥っている問題を受け、厚生労働省は15日、原則禁止されている薬局間での在庫移動を条件付きで認める通知を全国の自治体に出した。世界的な需要の高まりなどで国内販売元が昨年9月から出荷を制限しており、不足中に限る特例措置となる。
コンサータとは
コンサータは、向精神薬で最も厳しく管理される「第1種」に分類される。医師や医療機関、薬局、患者は登録制となっている。譲渡の際には、相手が登録薬局であることを事前に確認する必要がある。
特例措置の内容
通知では、在庫移動は必要な数量に限ることや、流通の管理システムに数量などを報告することを求めた。終了時期は改めて通知される。
患者への影響
供給不足によって、当事者の一部は治療を継続できなくなったり、服薬の間隔が乱れたりしている。上野賢一郎厚生労働相は「速やかな限定出荷の解除が優先だが、患者数の増加傾向があり、需要に見合う継続的な安定供給を求めていく」と述べた。



