慢性腰痛が初期症状?死を意識する激痛の奇病とは
慢性腰痛が初期症状?死を意識する激痛の奇病

工藤さん(仮名)は慢性的な腰痛から始まり、やがて死を意識するほどの激痛に襲われるようになった。原因不明の痛みに約3年間苦しみ、最終的に東京科学大学病院の膠原病内科への入院で転機を迎えた。

当初、工藤さんはメンタルクリニックの受診を勧められた。しかし、精神的なものからくる痛みではないと断言する。医師の勧めでメンタルクリニックを受診したが、何も見つからず、筋肉の痛みも緩和しなかった。この頃には痛みは全身へ広がり、全身が延々とこむら返りを起こしているような状態になっていた。

「朝起きた瞬間から寝るまで、筋肉が常に引っ張られているようでした。横になっても座っていても激痛。逃げ場がありませんでした」と工藤さんは語る。神経障害性疼痛などに用いられる比較的強力な鎮痛薬「トラムセット」も処方されたが、効果は気休め程度だったという。

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症状はさらに不可解に

症状はさらに不可解さを増していく。38度を超える発熱と解熱を短時間で繰り返し、生活音を聞くだけで全身の筋肉が強くこわばるようになっていた。

「例えば食器が『ガシャン』と音を立てるだけで、過剰に驚いてしまうんです。その拍子に筋肉がこわばる感覚があって……。ただでさえ痛みが続いている中で、音に身構えなければならない生活はかなりのストレスでした。でも当時、いくら病院を変えても診療科を変えても、痛みの正体に言及してくれる医師はいませんでした」

中には「痛がり方が大袈裟なんじゃない?」と心ない言葉をかける医師もいたという。

「当時は、死んだほうが楽かもしれないと思うほど全身が痛かった。でも原因は必ずあると信じて、受診を続けたんです」

転機となった検査入院

2025年夏、工藤さんの訴えを受けた医師の判断で、東京科学大学病院の膠原病内科への検査入院が決まる。この入院が、約3年間続いた苦しみに終止符を打つ転機となった。

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