朝食は、一日の代謝を左右する重要な食事です。しかし、選び方によっては、知らないうちに太りやすい状態を招くこともあります。今回のテーマは、「太りにくい体をつくる朝食習慣」です。
糖質に偏った“飲む朝食”は要注意
菓子パンと甘いカフェオレ、フルーツジュースだけ、顆粒スープだけ──こうした“手軽な朝食”は、糖質や脂質に偏りやすい一方で、食物繊維やタンパク質が不足しがちです。中路先生によると、このような食事は血糖値を急激に上昇させたあとに急降下させやすく、強い眠気やだるさ、集中力の低下、すぐに空腹を感じやすくなるといいます。
また、「朝はコーヒーだけ」「何も食べない」という習慣にも注意が必要です。空腹時間が長くなることで、昼食や夕食で食べ過ぎやすくなるだけでなく、長期的には筋肉量や基礎代謝の低下につながる可能性があります。中路先生は、「朝食を抜けば摂取カロリーが減るわけではなく、むしろ代謝リズムが乱れやすくなる」と指摘しています。
理想は「タンパク質+食物繊維」をプラス
理想的な朝食としておすすめされるのが、「タンパク質+食物繊維」を意識した組み合わせです。たとえば、卵+ヨーグルト、ハム+チーズ+牛乳などに加え、野菜や海藻、きのこ類などを取り入れることで、栄養バランスが整いやすくなります。
飲み物も、加糖のカフェオレやジュースではなく、ブラックコーヒーや無糖カフェオレへ切り替えるのがおすすめです。中路先生によると、「完璧な朝食を目指す必要はなく、今の食事にタンパク質をひと品足すだけでも大きな改善になる」といいます。
監修者情報
中路幸之助(なかじ こうのすけ)
1991年に兵庫医科大学を卒業後、兵庫医科大学、獨協医科大学を経て、1998年医療法人協和会に所属。2003年から現在まで、医療法人愛晋会中江病院の内視鏡治療センターで臨床に従事。専門分野はカプセル内視鏡・消化器内視鏡・消化器病。日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医・学会評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員、日本消化管学会代議員・近畿支部幹事、日本カプセル内視鏡学会認定医・指導医・代議員。米国内科学会(ACP)上席会員(Fellow)。
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