ECODAは2026年8月17日、東京都の生活支援・家計負担軽減に向けた補助金制度に関する意識調査の結果を発表した。調査は2026年7月30日〜31日、東京都在住で5年以上戸建てを所有する30〜60代の男女1,008人を対象に、PRIZMAによるインターネット調査で実施された。
約9割が経済的負担を実感
ここ3年の物価高や光熱費・生活費の高騰による家計の経済的負担について、「強く感じている」(45.7%)と「やや感じている」(42.7%)を合わせ、約9割に上った。
節電効果を実感できない人が6割超
暑い夏に自宅で実践した光熱費削減の工夫では、「エアコンの設定温度を少し高めにする」(48.9%)が最多。次いで「サーキュレーターや扇風機をエアコンと併用する」(35.8%)、「エアコンの風量設定を自動にする」(25.5%)と続いた。一方、窓の断熱や電力会社の切り替えは1割前後にとどまった。
日常の節電で電気代削減効果を実感しているか尋ねたところ、「全く実感していない」(12.2%)、「あまり実感していない」(52.6%)で、6割以上が十分な効果を感じていないことが分かった。
太陽光発電の魅力は電気代削減、懸念は初期費用
調べた・利用したことのある補助金では「再エネ・省エネ設備関連(太陽光発電、蓄電池、エコキュートなど)」(32.9%)が最多。次いで「住まい・リフォーム関連(断熱改修、耐震補強、外壁塗装など)」(32.2%)、「自治体独自の生活支援金・給付金」(21.3%)が続いた。
太陽光発電のイメージでは「電気代の節約・削減ができる」(43.6%)が最多で、「災害・停電時の非常用電源として使える」(29.1%)、「設置や機器交換などの初期費用・維持コスト」(23.1%)と続いた。
補助金の詳細を知る人は1割未満
東京都独自の太陽光発電・蓄電池に関する補助金制度の具体的な内容やお得感について、「詳しく知っている」は7.5%にとどまった。「ある程度知っている」は33.6%、「あまり知らない」は38.0%、「全く知らない」は20.9%だった。
補助金活用による設置費用の実質的なお得感のイメージでは、「50万~100万円未満」(24.3%)が最多で、「10万円未満」(24.2%)、「10万~50万円未満」(23.0%)が続き、100万円未満と見込む回答が7割以上を占めた。一方、東京都の補助金は設置条件によっては100万円以上になるケースもあるという。
補助金試算の経験者は12.7%
自宅で具体的な補助金額をシミュレーションした経験がある人は12.7%にとどまった。「気になってはいたが、したことはない」(20.7%)と「計算方法や相談先がわからず、できていない」(12.8%)を合わせると約3割で、関心がありながら行動に至っていない層が一定数いることが分かった。
太陽光発電・蓄電池の設置を前向きに検討する条件では、「東京都の補助金を活用し、実質負担額が抑えられる場合」(36.2%)が最多。次いで「現在の光熱費から大幅に削減できる試算が出た場合」(32.7%)、「条件や金額にかかわらず、設置は検討しない可能性が高い」(31.9%)と続いた。
無料シミュレーションサービスで利用したい内容では、「『我が家の場合、具体的にいくら補助金が出るか』のおおよその補助金額がわかること」(31.9%)が最多。「太陽光発電や蓄電池を導入することで、毎月の電気代がいくら安くなるか(削減額)がわかること」(26.9%)、「『何年で設置費用の元が取れるか(投資回収シミュレーション)』がわかること」(26.8%)が続き、具体的な金額を知りたいというニーズが浮き彫りになった。



