片山財務相、北海道で講演「躊躇なく絶大に投資を」産業集積に期待
片山財務相、北海道で講演「躊躇なく絶大に投資を」

「読売ビジネス・フォーラム2026」が27日、札幌市内で開かれ、片山財務相が「『強い経済』と『財政の持続可能性』の一体的な実現に向けて」と題して講演した。同フォーラムでの現職の財務相の講演は初めて。北海道での半導体など新たな産業集積への期待についても語り、フォーラム会員ら約170人の参加者は熱心に聞き入っていた。

北海道の4分野で産業集積目指す

政府は7月、地域ごとに成長分野の企業を集積させて活性化を目指す全国計13件の「戦略産業クラスター計画」を策定。このうち、北海道では「半導体・AI(人工知能)」「宇宙」「洋上風力」の3件が選ばれ、基幹産業である「食・観光」も含めた4分野で産業集積を図ることになった。

片山氏は、最先端半導体の量産を目指す「ラピダス」の千歳市進出や、大樹町に民間のロケットを打ち上げる商業宇宙港があることなどを挙げ、北海道に「経済、食料、エネルギー・資源という三つの安全保障」の重要地点が集まっているとの見方を示した。

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投資拡大と財政出動の方針示す

その上で、産業集積に向け「これまで投資を躊躇(ちゅうちょ)していた方々には絶大に投資を増やしていただきたい」と呼びかけた。高市政権が掲げる「戦略的な財政出動」として、政府は宇宙、GX(グリーントランスフォーメーション)など「戦略17分野」に官民で重点的に投資・支援するとしており、片山氏は「日本の勝ち筋を特定し、成長投資をしていく」とも述べた。

また片山氏は、物価高対策として食料品の消費税率を来年4月から2年限定で1%に下げる政府の基本方針について理解を求め、導入方針を示している給付付き税額控除については「できるだけ(国民の)皆さんになじんでいただける良いものにしたい」と述べた。

国際金融の最前線での決意語る

講演の最後には、日米が協調して7月31日に行った円買いの為替介入(協調介入)などに触れ、「私は(国際金融の)最前線で、今までもこれからもしっかりと責任を果たしていく」と締めくくった。

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