柔道の道を生きる山下泰裕氏、JOC会長就任の真相を語る
山下泰裕氏、JOC会長就任の真相を語る

2019年3月、当時の日本オリンピック委員会(JOC)会長だった竹田恒和氏から、重大な話があるとしてJOCへの来訪を求められた。2020年東京大会招致をめぐる不正疑惑が取り沙汰される中、山下泰裕氏は覚悟を決めて訪問。そこで竹田氏から、今期限りで辞任し、2020年東京大会に向けてJOC会長としてのリーダーシップを発揮してほしいと告げられた。

緊急事態への対応

当初、山下氏はJOC選手強化本部長としての職務に全力を注ぐつもりだったが、この事態を受け「腹をくくるしかない」と決意。しかし、実際に会長に就任してみると、想像以上に困難な状況だったと振り返る。

山下氏はそれまで選手強化本部の会議を優先し、理事会への出席を軽視していたため、JOCの組織や活動全般に精通していなかった。さらに、竹田氏の突然の辞任表明により、経験不足のまま会長職に就くことになった。これにより、長年JOCに貢献してきた人々の反発を招き、理事会内の強い反対勢力に足を引っ張られる場面もあった。

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自身の力量不足を痛感

山下氏は「私の人徳、力量不足だったと思う」と述べ、自身のリーダーシップの欠如を認めている。

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