令和の皇室が国民に広く親しまれる一方で、皇位継承の先行きには重い課題が横たわっている。世論では「愛子天皇」を望む声が根強く、皇室のあり方をめぐる関心はこの夏も静かに高まり続けている。プレジデントオンラインで反響を呼んだ次代の皇室と皇位継承に関する3本の記事を厳選して紹介する。
悠仁親王に「帝王学の不在」
1本目は、宗教学者の島田裕巳氏による、悠仁親王をめぐる「帝王学の不在」を論じた記事。トンボの研究で学術論文の筆頭者となった悠仁さまの高い探究心を紹介しつつ、生物学の素養と天皇に求められる帝王学とは本質的に異なると指摘する。国民が秋篠宮家に抱く拭いきれない不安の正体に迫っている。
愛子さまの海外公務と待望論の世界的広がり
2本目は、神道学者で皇室研究者の高森明勅氏による、愛子さまの海外公務を追った記事。看護学部の式典で被災地訪問の経験を踏まえて語られたお言葉や、幼少期に綴られた物語から、他者に寄り添うお人柄を描き、「愛子天皇」待望論が国境を越えて広がる兆しを読み解く。
皇太子不在という構造的問題
3本目も高森明勅氏による論考で、皇太子が不在という現在の皇室が抱える構造的な問題を扱う。天皇のお務めである宮中祭祀を次世代へ受け継ぐ経験を積む皇族が今はいない現実を挙げ、その資格を持つのは唯一の皇女、敬宮殿下だけだと説く。
3本の記事を手がかりに、皇室のこれからを考えてみてはいかがだろうか。



