大阪府と大阪市でつくる法定協議会は26日、市役所で会合を開き、市を廃止して新設する特別区の名称に「大阪市」を入れる案について、事務局の副首都推進局が否定的な見解を示した。
「大阪市」を区名に含める案
特別区の名称は制度案の注目点の一つで、7日の前回会合で特別区を「4区」とすることが決まった。地域政党・大阪維新の会の委員が「『大阪市』の3文字を区の名称にするのがいいのではないか。慣れ親しんだ名前を引き続き使ってもらうのが大事だ」と提案し、「大阪市中央区」などの名称が想定される。
26日の会合で、副首都推進局の西島亨局長は「名称の定め方について、法令上の制限や規定はない」と述べた。その上で、区名に「大阪市」を入れる案については「今の行政区か、新たに設置される特別区の名称を意味するのか、区別できなくなるという危惧がある。事務局としては、住民にわかりやすいものとは言いがたいと考える」と述べた。
維新内でも意見割れる
維新内では、都構想に反対する市民に市の廃止への拒否感があるとの考えから、「大阪市」を含む区名に賛同する声がある一方、「わかりにくい」と否定的な意見もある。法定協会長の杉江友介府議は会合後、記者団に区の名称を10月上旬頃に決める考えを示した。
法定協はこの日、結論を出さず、今後も協議を続ける。



