長崎県知事、西九州新幹線の財政負担「まだ何も決まっていない」慎重姿勢
長崎県知事、西九州新幹線の財政負担「まだ何も決まっていない」

西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から九州新幹線までの未整備区間について、長崎県の平田研知事は27日、佐賀県の山口祥義知事と面会し、財政負担に関して「まだ何も決まっていない」と述べ、慎重に判断する姿勢を示した。

両知事が協議継続を確認

面会は、佐賀県と国が7月に交わした環境アセスメント(環境影響評価)の実施に向けた合意を踏まえて行われた。両知事は、国と佐賀県の合意書に盛り込まれた長崎県の財政負担について、協議を継続する方針を確認した。

佐賀県庁で出迎えた山口知事は「(整備に向けた)一つの処方箋が出来たと思っている。それぞれ抱えている課題があるが、ゴールに向けて着実に進めていきたい」と述べた。平田知事は「論点や課題は大きいが、正面から受け止めて議論していきたい」と話した。

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合意内容の尊重と受け入れは別

面会は非公開で約30分間行われた。終了後、報道陣の取材に応じた平田知事は「(合意内容は)議論のベースにはなるが、判断は別の話。尊重イコール受け入れではない」と述べた。一方、山口知事は「合意では、長崎県に応分の負担をしていただくことになっている。県議会や県民と議論して考えてほしい」と語った。

未整備区間について、佐賀県はこれまで同県の負担が大きいと主張してきた。佐賀県と国土交通省が7月に交わした合意書では、長崎県と佐賀県が全線開通による受益の程度を踏まえて共同で負担することが「適当」とし、両県で負担のあり方を協議することが盛り込まれた。

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