福岡県の服部誠太郎知事は28日、議員辞職した蔵内勇夫・前県議会議長について「功績が無に帰することはないと思うが、疑念を抱かれる中でお引きになったのは残念だ」と述べた。蔵内氏への「過度な配慮」があったことを認める一方で「主従関係はない」と強調。残り2年半の任期で県政改革を進める考えを示した。
知事、蔵内氏への「過度な配慮」を認める
朝日新聞と九州朝日放送(KBC)の合同インタビューに応じた服部氏は、県職員・副知事を務め、前知事の病気辞職に伴う2021年4月の知事選で自民、立憲民主、公明などの推薦を得て初当選。出馬を打診したのは、県議会の「ドン」といわれた蔵内氏だった。
服部氏によると、県財政課の職員の時に蔵内氏を紹介され、副知事として議会対応を任されてから「様々な協議をしてきた」という。知事就任後は、議案や政策を議会に提案するときは議長ではないときもまずは蔵内氏に説明していたと明かし、「議会の重鎮なので、過度な配慮をしてきた」と認めた。
「主従関係はない」と強調
一方で「業務上の関係で私的・個人的な関係はあまりない。選挙で蔵内さんにお力添えを賜ったことは事実だが、多くの政党や団体から支援を頂いた。蔵内さんと主従関係だとかいうことは全くない」と述べた。
蔵内氏を「自分の信じるところに基づいて行動されて、県政にも貢献した」と評価し、辞職理由を会見などで自身の口から語るべきだとの考えを示した。
一連の対応「変遷し、混乱させてしまった」
蔵内氏の地元の筑後市に県が進める事業に関連し、一連の対応について「変遷し、混乱させてしまった」と述べた。



