ロシア太平洋艦隊は20日、北方領土の周辺でミサイル演習を実施したと発表した。13日にプーチン大統領が択捉島を訪問しており、軍事力をアピールすることでロシアによる北方領土の実効支配を誇示した。訪問に日本政府が抗議し両国の対立が深まる中、高市政権を威圧してけん制する狙いがある。
茂木外相の反発
茂木敏充外相は、訪問先の中東オマーンで記者団に「北方四島での軍備強化は、わが国の立場に反するもので受け入れられない」と反発した。
演習の詳細と通告
ロシア太平洋艦隊は今回の演習の日時を明らかにしていないが、根室海上保安部(北海道根室市)によるとロシア国防省は12日、択捉島周辺で16~22日にミサイル射撃訓練を実施すると日本の海上保安庁に通告していた。
配備されたミサイルシステム
ロシア太平洋艦隊によると、地対艦ミサイルシステム「バスチオン」を運用する部隊がクリール諸島(北方領土と千島列島)の島からミサイルを発射した。ロシアはバスチオンを2016年に択捉島、21年に千島列島のマツア(松輪)島にそれぞれ配備している。(共同)



