英情報通信庁(オフコム)は、今年5月に英ラジオ局がチャールズ国王の死去を誤報した問題について、放送基準違反を認定した。調査結果では、音声を誤って再生したスタッフがパニックに陥って現場を逃走するなど、放送当時の状況が明らかにされた。
誤報の経緯と対応
放送は5月19日午後2時05分ごろ、英東部エセックスのラジオ・キャロラインが「チャールズ3世国王陛下が逝去されました。哀悼の意を表し、当面の間、適切な音楽を連続して流します」と放送。英国国家が流れ、黙とうの後、通常放送が再開された。
同日午後2時35分ごろ、司会者が誤報を謝罪し、「技術的な問題によるもの」と説明した。しかし、実際はスタジオでコンピューターのメンテナンスを行っていたスタッフが、国王死去に備えて事前に録音されていたファイルを、好奇心から再生してしまったという。
規制当局の判断
オフコムは、放送30分後まで訂正・謝罪しなかったことも問題視し、「公的な影響力が大きい問題での非常に重大な不正確さ」があったと判断した。



