ホルムズ海峡で発生した商船攻撃により、インド人乗組員1人が行方不明となっている。インド外務省は7月12日、キプロス船籍のコンテナ船が攻撃された際、乗船していたインド人11人のうち10人が救助されたが、残る1人がオマーン沖で行方不明になっていると発表した。外務省は「商船への攻撃が続いていることは極めて憂慮すべき事態だ」と攻撃を非難し、緊張緩和と円滑な商業活動の再開を求めている。ただし、特定の国への言及は避けている。
米中央軍がイラン革命防衛隊による攻撃と断定
これに先立ち、米中央軍は7月11日、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」がこのコンテナ船を攻撃したとして、報復攻撃の実施を発表している。米軍は攻撃の詳細についてさらなる情報を提供していないが、ホルムズ海峡周辺では近年、イランとみられる勢力による商船への攻撃が断続的に発生しており、国際的な航行の安全が脅かされている。
インド外務省の対応と国際社会への呼びかけ
インド外務省は声明で、行方不明のインド人の捜索が続けられていると述べ、関係国と連携していることを明らかにした。また、緊張緩和と円滑な商業活動の再開を国際社会に呼びかけている。インド政府は中東地域の安定を重視しており、同地域での自国民の安全確保に努めている。
ホルムズ海峡の戦略的重要性
ホルムズ海峡は世界の石油輸送の約3分の1が通過する戦略的要衝であり、今回の攻撃は世界経済にも影響を及ぼす可能性がある。専門家は、この地域での緊張が高まれば、原油価格の高騰や海運コストの上昇を招く恐れがあると警告している。インドは原油輸入の多くを中東に依存しており、今回の事態がエネルギー安全保障に与える影響が懸念されている。



