ドイツ州議会選でAfD躍進、CDU惨敗 「防火壁」が生む副作用とは
ドイツ州議会選でAfD躍進、CDU惨敗 「防火壁」の副作用

20日に行われたドイツの二つの州議会選で、極右政党・ドイツのための選択肢(AfD)が躍進し、与党のキリスト教民主同盟(CDU)は惨敗した。AfDのワイデル共同党首は20日、CDUが弱体化した理由に、AfDとの協力を拒む「防火壁」を挙げた。

首都の選挙現場で見えたもの

首都ベルリン西部の繁華街の歩行者天国では18日、州議選を2日後に控え、いくつもの政党がスタンドを出し、有権者にコーヒーやビラを配っていた。AfDもその一つだ。ただ、他の政党と違うのは、時折、歩行者に「ナチス!」と罵倒されたり、自転車で通りすぎる男性に中指を突き立てられたりすることだ。

社会民主党(SPD)は、「ナチスにあらがう」と壁面に大書した2階建てバスを近くに止めている。ベルリンで2026年9月18日、歩行者天国の隅に社会民主党(SPD)が止めた選挙運動用の2階建てバスには、「ナチスにあらがう」と書かれ、極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のロゴマークである矢印をクマが引き裂く絵があしらわれている。

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AfD候補者が語る「昔からあった」攻撃

AfDの候補者ヒュー・ブロンソンさん(65)は、「こうした攻撃は昔からあった」と意に介さない。入党は、結党直後の2013年だという。

ドイツにおける「防火壁」は、ナチスの独裁が彼らを連立政権に入れたことから始まったという歴史認識に基づくもので、既成政党はAfDのような極右との協力をタブー視している。つまりAfDが政権を取るには、単独で過半数を取るしか選択肢がないということだ。

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