【ワシントン=阿部真司】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは13日、米国の対イラン軍事作戦を巡り、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とする原子力空母「ジョージ・ワシントン」が中東地域に派遣されると報じた。現在配備中の同空母「エイブラハム・リンカーン」と交代するという。
マラッカ海峡通過、南シナ海から移動
報道によると、ジョージ・ワシントンは既に中東に向けてマラッカ海峡を通過した。この数週間、中国が軍事的圧力を強める南シナ海で活動していた。同紙は中東へ配備されることで「太平洋地域に空白が生じる」として、対中抑止力が低下する可能性を指摘した。
交代する空母は250日超の活動
交代するエイブラハム・リンカーンは昨年11月に米西海岸を出港し、対イラン軍事作戦の開始に先立つ今年1月、中東に配備された。活動期間は250日間を超え、現在はイラン関連船舶に対する海上封鎖措置にあたっている。
乗組員の疲労と士気の低下
米軍準機関紙「星条旗新聞」は11日、長期に及ぶ過酷な任務で、乗組員の疲労と士気の低下が深刻化していると報じた。乗組員が空母から海に飛び降りようとした事例もあったという。
ヘグセス国防長官は13日、「乗組員にはできる限りのことをする」と記者団に述べる一方、封鎖措置は「必要な限り、無制限に維持できる」と語った。



