アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は、フランス訪問を前に仏ニュース専門チャンネルLCIのインタビューで、欧州について、過剰な規制、移民問題、そして「ウォーキズム」によって「没落している」と述べ、暗い見通しを示した。インタビューは21日に放映された。
「没落」の原因はウォーキズム
リバタリアン(自由至上主義者)のミレイ氏は、盟友のドナルド・トランプ米大統領が欧州に嫌われているのは、「欧州が没落しているという『真実』を語っているからだ」との見解を示した。
ミレイ氏は、欧州が「邪悪な福祉国家」、過剰な規制、そして「深刻な移民問題」によって没落していると論じ、その原因となったのはウォーキズムだと主張。「人々がこの現実に気付かなければ、欧州はかつてのような西側世界の象徴ではなくなるだろう」と警鐘を鳴らした。
欧州の指導者への評価
「この状況を完璧に理解している」数少ない欧州の政治家として、イタリアのジョルジャ・メローニ首相やハンガリーのオルバン・ビクトル前首相ら極右指導者の名前を挙げた。
ミレイ氏はさらに、米国、ロシア、中国の3か国によって世界が三分されているとして、アルゼンチンを「西側を偉大にした価値観」を最も体現している米国およびイスラエルの側に付かせたと述べた。
ブリュッセルへの批判とフォークランド問題
ミレイ氏は「歴史的背景から、欧州の首都はブリュッセルではなくローマだ」とも主張。EUの主要機関が多く置かれているブリュッセルについて、「欧州の没落、ウォークなビジョン、福祉国家のビジョン、そして社会主義への緩やかな歩みを体現している」と批判し、「それは苦しみに満ちた、緩やかで、勇気の欠如による死だ」と述べた。
インタビューの中でミレイ氏は、アルゼンチンが領有権を主張する英領フォークランド(スペイン語名マルビナス)諸島問題にも改めて言及し、アルゼンチンとしては軍事行動ではなく外交を通じて英国からの返還を目指していると述べた。



