真珠湾攻撃体験の米国人女性、長崎平和祈念式典に参列へ 被爆者と交流「理解し合うことが大切」
真珠湾攻撃体験の米国人女性、長崎平和祈念式典に参列へ

今年の長崎原爆の日(8月9日)に開催される平和祈念式典に、日米開戦の契機となった「真珠湾攻撃」の生存者である米国人女性、ドリンダ・ニコルソンさん(90)が参列する意向であることが明らかになった。ニコルソンさんは昨年12月、米ハワイ州を訪問した長崎県の被爆者団体「長崎県被爆者手帳友の会」の代表団と面会しており、今回の来日で再び交流を深める予定だ。

真珠湾攻撃の記憶と被爆者との出会い

ニコルソンさんは6歳だった1941年12月7日、真珠湾攻撃に巻き込まれた。戦後はフライトアテンダントとして働く一方、自身の体験を綴った本を出版し、学校で証言活動を続けてきた。

昨年12月、同団体の代表団の一員で被爆者の本村チヨ子さん(87)らとハワイで対面。両者は過去の戦禍を乗り越え、「憎しみ合うのではなく、理解し合うことが大切だ」との認識で一致した。ニコルソンさんは、本村さんが今年の平和祈念式典で「平和への誓い」を読み上げる代表に選ばれたことを知り、自ら来日を決意したという。

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初めての長崎訪問に込める思い

ニコルソンさんによると、長崎を訪れるのは今回が初めて。読売新聞の取材に対し、「被爆者と会い、彼らの体験を聞き、(原爆が投下された)1945年に起こったことを癒やせれば」と語っている。

友の会の朝長万左男会長(83)は「かつては敵国同士だった両国の人が、80年を超えて双方の国で交流できることは非常に意義がある」と述べ、今回の交流の重要性を強調した。

交流が示す和解の可能性

ニコルソンさんと本村さんの交流は、戦後80年以上を経てなお続く傷を癒やす試みとして注目される。両者は立場を超えて対話を重ね、平和へのメッセージを発信している。長崎の式典では、ニコルソンさんが被爆者と共に祈りを捧げる予定で、日米双方から和解の象徴として期待が寄せられている。

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