米ランド研究所の元上級アナリスト、ブルース・ベネット氏は、北朝鮮が南北軍事境界線沿いに「鉄のカーテン」を下ろそうとしていると指摘した。北朝鮮は近年、駆逐艦や無人機(ドローン)など様々な兵器を開発・配備しており、朝鮮戦争休戦協定の署名から73周年にあたる7月27日前後には、緊密な中朝関係を強調する演出も行っている。
新型駆逐艦と核戦力の多様化
ベネット氏は、北朝鮮の新型駆逐艦について、日米韓にとって脅威になるとの見方を示した。北朝鮮は核兵器の運搬手段を多様化しており、標的となる兵器の種類が多すぎるため、米国が北朝鮮の核戦力を無力化することが非常に難しくなっているという。駆逐艦は核兵器を搭載するために設計されており、多様化プロセスの一つになる可能性が高いと指摘。さらに、通常兵器で精密攻撃するミサイルも搭載し、日本、米国、韓国に深刻な脅威をもたらすと述べた。
ドローンの運用と対抗策
北朝鮮によるドローンの運用については、まだ情報が限られているものの、様々な用途のドローンを配備していることに注目すべきだとベネット氏は強調。主な目的は偵察と直接攻撃のようだという。米国と韓国は敵のドローンを無力化するシステムを開発しているが、過去のシステムは個別のドローンを1機ずつ無力化することを目的としていた。両国とも、はるかに困難な脅威であるドローンの群れに対抗する能力も開発中だ。
ベネット氏は、北朝鮮がイランのように弾道ミサイルをドローン攻撃と連動させるつもりだと分析。米国は中東で多くのドローンや弾道ミサイルの破壊に成功しているが、一定数のドローンが防衛を打ち破っていると指摘した。



