サンマルクホールディングス(サンマルクHD)は、主力の「鎌倉パスタ」で200店舗超を展開し、国内パスタチェーンでトップの規模に成長した。同社は現在、パスタを「料理」から「出店フォーマット」へと転換し、派生業態の開発に注力している。
パスタチェーン国内トップ、鎌倉パスタの成長
サンマルクHDといえば、「サンマルクカフェ」のイメージが強いが、売上構成を見ると実態は異なる。2026年3月期の連結売上高884億円のうち、レストラン事業が599億6900万円を占め、喫茶事業の284億6200万円を大きく上回る。レストラン事業の主力ブランドが鎌倉パスタだ。
鎌倉パスタは生パスタ専門チェーンとして、2026年現在200店舗超を数える。先日、パン食べ放題のサービスで「店員が来ない」とネットで話題になったが、経営は順調で、パスタチェーンとして国内最大級の規模に成長している。
派生業態「てっぱんのスパゲッティ」の挑戦
サンマルクHDは、鎌倉パスタとは異なるパスタ業態も展開している。その一つが「てっぱんのスパゲッティ」だ。鉄板で提供するスタイルのパスタ専門店で、フードホールや小型店舗での出店を進めている。南町田のフードホールに出店した事例では、小型・フードホール型の実態が明らかになった。
また、「サンマルクカフェ」でもパスタを提供しており、喫茶事業では「軽い食事」としてパスタを販売している。これにより、パスタの提供チャネルを多様化している。
パスタを「料理」から「出店フォーマット」へ
サンマルクHDは、パスタを単なる料理メニューではなく、出店フォーマットとして捉え直している。鎌倉パスタの成功を基盤に、派生業態を開発することで、異なる立地や客層に対応できる柔軟な展開を可能にしている。フードホールや小型店舗への出店は、その戦略の一環だ。
同社は、パスタというカテゴリーを軸に、多様な業態を創出することで、外食市場での競争力を高めている。今後の展開が注目される。



