50代から資産を増やすために株式投資を始めたいけれど、基本が分からないという方も多いのではないでしょうか。ファイナンシャルプランナーが、長期投資の重要性をイチロー選手の打率に例えて解説します。
長期投資の考え方:イチロー選手の打率に学ぶ
イチロー選手のプロ通算打率は3割2分2厘。10回打席に立ったら3回か4回ヒットを打つ計算ですが、3打席に1本必ずヒットが出るわけではありません。2打席連続凡退でも次がヒットとは限らず、サイコロを6回振って1から6までが1回ずつ出るわけではないのと同じです。この「大数の法則」は投資の世界でも非常に重要です。
10年以上続けるからこそプラスになる
イチロー選手は28年の現役生活で1万3553打数4367安打を記録し、通算打率3割2分2厘を残しました。これを投資の「利回り」に当てはめてみましょう。「年3パーセントの利回り」とは、1年で3パーセントの利益が出ることを意味しますが、必ずしも1年後に103万円になるとは限りません。投資の利回りはイチロー選手の通算打率と同じで、長期間運用したときの1年あたりの平均です。重要なのは、打率と違い利回りはマイナスになることもある点です。つまり、年3パーセントの利回りは、7パーセントや8パーセント増えた年もあれば、減った年もある中で、トータルとして年平均3パーセント増えたことを意味します。1年単位ではマイナスでも、長く続ければ結果的にプラスになるのです。
10年以上の運用で平均的な利回りに収束
長期投資を続けることで、短期的な変動の影響が薄れ、平均的な利回りに収束していきます。50代から始めても、10年以上の運用を続ければ資産を増やすことが期待できます。焦らず、コツコツと続けることが成功の鍵です。



