ソニーが第3四半期に過去最高益、半導体と金融が牽引
ソニー第3四半期過去最高益、半導体と金融が牽引

ソニー、第3四半期に過去最高益を達成

ソニーグループは2024年度第3四半期(10-12月)の連結決算を発表し、売上高は前年同期比3%増の4兆500億円、営業利益は同10%増の4694億円と、四半期ベースで過去最高を更新した。同社はゲーム、音楽、映画などのエンターテインメント事業に加え、半導体や金融サービスを擁する総合企業であり、今回の好調は複数事業の堅調さが寄与した。

半導体事業がけん引、イメージセンサー需要拡大

特に半導体事業(イメージセンサーなど)は、スマートフォン向けや車載向けの需要増加により、売上高が前年同期比18%増の5500億円、営業利益は同35%増の1200億円と大幅な伸びを示した。ソニーは世界のイメージセンサー市場で約4割のシェアを持ち、特に高画素化や多眼化のトレンドを追い風にしている。同社は「需要は引き続き堅調で、2025年度も増産投資を継続する」とコメントしている。

金融事業も好調、保険と銀行が貢献

金融事業は、ソニー生命保険やソニー銀行が順調に業績を伸ばし、売上高は前年同期比8%増の4100億円、営業利益は同12%増の900億円となった。低金利環境が続く中、ソニー生命は個人年金保険の販売が好調で、運用収益も改善した。ソニー銀行は住宅ローンや投資信託の残高が増加し、収益拡大に寄与した。

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ゲーム事業は堅調、PS5の販売が貢献

ゲーム&ネットワークサービス事業は、PlayStation 5(PS5)のハードウェア販売が前年同期比で微増し、ソフトウェア販売も好調だった。売上高は1兆2000億円(前年同期比5%増)、営業利益は同8%増の1800億円。サブスクリプションサービス「PlayStation Plus」の会員数も増加傾向にあり、継続的な収益源となっている。ただし、ゲーム事業の利益率は他の事業に比べて低く、今後の改善が課題とされる。

音楽・映画事業も増収、ストリーミングが好調

音楽事業は、アーティストの新譜リリースやストリーミング配信の伸びにより、売上高が前年同期比7%増の3200億円、営業利益は同10%増の600億円。映画事業は、劇場興行収入の回復とテレビ番組販売の増加により、売上高は同6%増の2800億円、営業利益は同15%増の400億円となった。

通期業績予想を上方修正

ソニーは2025年3月期通期の業績予想を上方修正し、売上高を従来の11兆5000億円から11兆8000億円に、営業利益を1兆3000億円から1兆4000億円に引き上げた。同社は「半導体事業の好調が続き、金融事業も堅調に推移する見込み」と説明している。

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