ニチレイは17日、サイバー攻撃によるシステム障害で停止していた食品工場や冷蔵倉庫の入出庫業務について、一部再開したと発表した。同社は来週中にも通常通りの稼働に戻すことを目指している。
障害発生から部分再開までの経緯
ニチレイでは13日にサイバー攻撃によるシステム障害を検知し、一部の食品工場や冷蔵倉庫の稼働を停止した。これにより、入出庫や冷凍食品の出荷などに影響が生じ、同社に商品の配送を委託するスーパーや外食企業でも納品の遅れが発生していた。
17日には、受発注を一部制限した上で、部分的に入出庫や出荷業務を再開した。ニチレイは「来週中には全面復旧を目指す」としている。
小売店への影響と現場の声
冷凍食品など一部商品が欠品していたイオンの担当者は「店舗への納品は順次再開する見込みだ」と述べ、正常化への期待を示した。一方、横浜市の「スーパーセルシオ和田町店」では、ニチレイの倉庫から届く精肉が通常より約2割減少している。同店の担当者は「発注通りの量が届かないと売り上げに響く。このまま正常化に向かってほしい」と話した。
今回の障害は、冷凍食品市場が拡大する中で発生し、サプライチェーン全体に波及した。ニチレイは早期の全面復旧を目指し、対策を進めている。



