三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、カナダの大手銀行を買収することで基本合意した。買収額は約1兆円規模とみられ、国内首位の座をさらに固める狙いだ。
海外事業の強化
今回の買収により、MUFGは北米市場でのプレゼンスを大幅に高める。カナダは資源国として知られ、安定した経済成長が続いている。MUFGはこれまでアジアを中心に海外展開を進めてきたが、今回の買収で先進国市場での基盤を強化する。
買収対象となるのは、カナダの老舗銀行で、個人向けローンや中小企業向け融資に強みを持つ。MUFGはこの銀行のネットワークを活用し、日系企業の現地進出を支援するほか、現地法人向けの金融サービスを拡充する方針だ。
国内市場の成熟
国内の銀行業界は、人口減少や低金利の影響で市場が縮小している。MUFGは国内での生き残りを図るため、海外での収益源の確保が急務となっている。
今回の買収は、MUFGにとって過去最大の海外買収となる。今後、規制当局の承認を得て、来年にも買収を完了する見通しだ。



