馬主になり詐欺被害、一番仲良かった男に400万円だまされる 武論尊さん
馬主になり詐欺被害、一番仲良かった男に400万円だまされる

漫画原作者の武論尊さんが、馬主として最初に競りで購入した馬の代金を、牧場時代に最も親しかった男に詐欺で持ち逃げされた経験を明かした。被害額は400万円で、男はその後行方不明になったという。

「パッパカパー」の世界を地で行く詐欺被害

武論尊さんは、病気療養のために北海道の競走馬牧場「ビッグレッドファーム」で休養した後、『サンクチュアリ』の続きを執筆。その後、競馬の世界を題材にした『パッパカパー』(画・水野トビオ、講談社「ヤングマガジン」連載)を手がけた。受け入れてもらった牧場の社長の馬への愛情を面白おかしく描いたという。

その後、武論尊さんは地方競馬から中央競馬まで馬主資格を取得。買い始めて20年ほどが経ち、地方競馬を含めれば累計で数十頭の競走馬を所有してきた。最初に競りで買った馬の代金を、詐欺師に持ち逃げされたという。

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「一番仲の良かった」男にだまされる

だました男は、馬産地の静内町(現・新ひだか町)で約2億円をさまざまな人から集めて逃げていた。武論尊さんは「牧場時代に一番仲の良かった、よく遊んでいたヤツです。そいつにだまされました」と振り返る。

ほかの牧場主たちも1億円や2億円をだまされており、武論尊さんの400万円は「小さいもん」だったという。男は借金を残したまま行方不明になり、最後まで行方知れずだった。男は自分で牧場を開いた人物で、事業を広げすぎて失敗したか、借りてはいけない金を借りて切羽詰まったのではないかと推測している。

牧場業界の実情と「漫画の世界」

武論尊さんは、この世界には一発屋や正体の知れない人がいると指摘。だました男は運転免許証を持っていないと周囲に言われていたにもかかわらず、静内町で平気で車を運転していたといい、「漫画の世界ですね」と語った。

牧場は3K(きつい、汚い、危険)で人手不足が常態。そのため、ぶらっと来て「働かせてください」と言えば、全寮制ですぐに入れる時代だったという。「どこで生まれたの? あ、そう」という程度で入れ、『遙かなる山の呼び声』に出てくるような牧場だったと振り返る。訳ありの人でも「はいよ」と受け入れられる、いい時代だったと話した。

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