総合エンタメ企業のブシロードが、新日本プロレスの株式売却に伴う特別利益を計上し、2026年6月期の純利益が過去最高を更新する見通しとなった。ライブエンタメやマーチャンダイジング(MD)事業の好調に加え、為替差益も寄与する。
新日本プロレス譲渡を発表
ブシロードは2026年6月期第3四半期決算と同時に、新日本プロレスの全株式を譲渡することを発表した。これにより、売却益が営業外収益として計上され、純利益は2022年6月期の過去最高35億円を大きく上回る見込みだ。
好調な事業セグメント
「バンドリ!」や「ヴァンガード」などのIPを擁するブシロードは、今期を次の成長ドライバー創出のための準備期間と位置づけ、人件費などの先行投資により減益を計画していた。しかし、トレーディングカード事業では「ヴァイスシュバルツ」や「ヴァンガード」の仕様変更に伴う調整期間にもかかわらず、需要が想定以上に底堅く推移。ライブやプロレス、MD事業も好調で、第3四半期累計(2025年7月~2026年3月)の売上高は423億円(前年同期比7.5%増)、営業利益40億円(同39%増)と好調を持続した。
今後の展望
会社は5月15日の第3四半期決算発表時に通期見通しを上方修正したが、さらなる上振れ余地があるとみられる。来期は手元資金を活用し、新たなIP創出やM&Aなど積極的な投資を計画している。



