首都圏で穴場の沼袋駅、家賃5万円台で新宿まで10分の実態
首都圏で穴場の沼袋駅、家賃5万円台で新宿まで10分

東京都中野区にある西武新宿線の沼袋駅は、新宿まで電車で約10分という好立地ながら、家賃が5万円台からという驚きの物件が存在する。地下化工事や道路拡幅計画が進む中、街の実態と将来像を探る。

家賃相場は中野区内で最安級

地元の不動産会社「アタカハウジング」の井上さんによると、沼袋の家賃は中野区内でも特に安い。「ワンルームや1Kは5万円台半ばから、ファミリー向け2DKで8万円前後。新宿まで10〜15分、JR中野駅まで徒歩20分の立地を考えると、かなりリーズナブルです」と話す。実際、中野駅周辺で物件が見つからず、沼袋に流れてくる人も多いという。

地下化工事と道路拡幅の影響

現在、沼袋駅周辺では西武新宿線の地下化工事が真っ最中。さらに、平和公園通りの拡幅計画も進行中だ。現在は幅約7メートルの一方通行だが、将来は幅員14メートルの上下2車線に拡幅される予定。井上さんは「踏切がなくなり、道路が広がれば車は便利になるが、商店街としては不安もある。今のように道を横切って向かいの店に行くのが難しくなる」と懸念を示す。

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線路跡地の活用に期待

地上の線路がなくなれば、広い土地が残る。井上さんは「具体的な計画はまだないが、単なる通路ではなく、博多の屋台通りような人が集まる場所になってほしい」と期待を語る。

地域の人気焼肉店「太陽」

沼袋には「塩ホルモン・赤身肉 太陽」という人気焼肉店がある。店主の伊藤陽史さんは大阪出身で、元々はたこ焼き屋台からスタート。沼袋でお好み焼き店を経営後、吉祥寺の人気店「肉山」で修業し、焼肉店に転じた。伊藤さんは「沼袋は緑が多く家賃も安いが、わざわざ来る街ではない。だからこそ、店自体に目的性が必要。地元客だけでは足りないので、遠方からも来たくなる店を目指している」と語る。

今後の展望

地下化工事や道路拡幅が完了すれば、沼袋の利便性はさらに向上する。家賃の安さと新宿へのアクセスの良さを武器に、今後注目を集める可能性がある。一方で、商店街の雰囲気が変わることへの不安も聞かれる。変化の只中にある沼袋の行方に注目だ。

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